2021年1月14日 (木)

貿易収支

先ほど中国の12月貿易収支が発表された。

781.7億ドル。

これを現在のドル円レート104.00で換算すると、日本円にして、81296.8億円。

先日発表された日本の11月貿易収支は、6161億円。

桁が違う。10倍以上だ。

日本の貿易収支は月別にみると、時々赤字になることもあり、これでも黒字幅が大きいほうなのだ。

トランプに虐められた中国はますます強くなり、トランプは今や弾劾に追い込まれている。

毎月膨大な黒字を積み上げる中国、それと同程度の赤字から抜け出せない米国、経済的存在感がますます衰退する日本。

栄枯盛衰、禍福は糾える縄のごとし。

自分は、自由と民主主義の信奉者だが、数十年は中国全盛の時代が続くのだろうか。

 

 

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2020年12月31日 (木)

2020年は去り行く

新型コロナが拡大する中で、2020年が暮れようとしている。

医学的対処ができない感染症の拡大がこれほど大きな影響を世界に及ぼそうとは全く予想外だった。人間界に大きな影響を与えるものは、大方予想外のものばかりで、予想していれば少しづつでも対策を準備し、それほど大きな破局にはならない。リーマンショックも、大震災と原発事故もそうだった。初めの頃は、何か得体のしれない恐怖が覆いかぶさってくるような不安を感じているばかりだったような気がする。

新型コレラは、変異種の発生や拡大したパンデミックが襲い掛かってきているが、ワクチン接種が始まっているし、一般人の自衛策もだいぶ周知されている。始まったばかりだが、厳寒の冬を何とか乗り越えられることを祈る。

世界中の政府と金融当局は、金融を緩和し金をばらまいて、それぞれの国民を救済しようとしている。それはそれで役に立っているのだろう。だが、その効果は、株主の株券の価値を数倍にするが、派遣やパートの職を守るところまではなかなか効果を発揮していない。水商売や風俗さえ容易に成り立たないご時世なのだ。自由と民主主義は何物にも代えがたいが、資本主義はもう少し何とかならないものだろうか。

株と同じように資源価格は上がっている。銅価格は株より上昇している。パンデミックの世界経済をいち早く先導しているのは中国だ。中国の強力な国家統制が威力を発揮した結果だ。現在の年代の中国共産党指導部が、永年の屈辱的欧米列強支配から脱して、中華の名に値する世界の覇権国家に返り咲こうとする心情はわからなくもない。中国は世界4大文明の発祥地の一つなのだ。しかし、現代において中国は人口こそ多いがいまだに新興国なのだ。だが、彼らはもう少しで米国を抜き去ることができると思っているだろう。彼らは形振り構わず懸命に走っている。世界経済の回復を中国が主導することは、今の時代の自然の成り行きだろう。

今年は、夜勤ばかりの契約社員をしていたが、安月給ながら生活は落ち着いていたように思う。母が亡くなり、愛犬が亡くなった。数か月が過ぎて、時間に余裕が生まれてきた。しかし、還暦をだいぶ過ぎたので体力は心もとない。筋トレも毎日は続かない。来年5月には会社を辞めようと思う。

FXは続けている。

 

 

 

 

 

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2020年12月12日 (土)

俳句二句

この身一つ 漕ぎて旅する 浮世かな

 

筋トレに汗流し いつかあの世に 軟着陸

 

 

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2020年11月 1日 (日)

再開のご案内

いつの間にか、2020年の11月になっている。

9月末に母が逝去して、やっと時間に余裕ができそうだ。また、思いついたことをブログに書いていこうという気になり、(まだページが残っているものなのか多少の疑問もあったが)、こうしてページを見つけて書き始めている。

FXは、ずっと続けていたのだが、金持ちにもならず、貧乏にもならずといったところか。技術は地道に前へは進んでいると思うのだが、FXは奥が深い。そう簡単に世界中の市場参加者を相手に勝ち続けられるものでもない。諦めなければ、いつまででもやっていられる。まだまだゴールは見えない。

 

 

 

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2017年2月13日 (月)

寝たふり

2月も半ばになり、梅の花も咲き出しました。各地で大雪の今年ですが、春はもう来ていますね。

日米首脳会談を終えて、安倍首相が帰国してきました。会談はうまくいったようで、市場はリスクオンの雰囲気でドル高になっています。2月は輸出企業のリパトリや米債償還があるので、円高になりやすいと踏んでいたのですが、今のところドル円の月足は陽線です。私のポジションには逆方向ですが仕方ありません。このまま、しばらく時の経過を待ちたいと思います。

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2017年1月31日 (火)

生き残りのドテン

FXにストップは付き物ですが、昨夜のドル円下落でドル円ロングが踏まれてしまいました。

どうも、当分の間、世界の投資家は積極的にトランプを買う気はなさそうですね。雰囲気で買えないのなら、実際の財政政策が法案として動き出すまで資金の流れは大きくはならないかもしれません。そう考えると、トランプが米政界に生き残っていて、政策が動き出すのは秋頃からだと思います。その頃になれば、ドル上昇に入るかもしれません。一方、2月の日本はリパトリが出やすく、4月からは新年度入りです。円高になりやすい時期です。秋まではドルの上昇はないかもしれませんね。

明日からの2月を前に、ドル円とポンド円のショートにドテンしました。

ドテンもFXには付き物ですよね。相場観に固執せずにドテンできなければ、生き残っていけません。相場って本当に先の見えないものです。見えたと思うものは、蜃気楼なんてことがいつでも起こります。

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2017年1月30日 (月)

米国の不安と混乱

今週のドル円と日経は下げて始まりました。ドル円はやや窓開けスタートとなりました。

相変わらずトランプ氏は大統領を乱発しています。米国に入国できなくなった人達が空港で大混乱に落ちいったり、環境関連の省庁の情報が消去されたりしています。今世紀中に太陽系の有人飛行を達成するなんてことも言ってますね。準備も根回しもなく大統領令に署名するようで、現場(特に米国内)は不安と混乱の中にあります。これでは、投資家が不安になるのも仕方ないでしょう。

世界の経済は、大国である米国の輸入と中国の成長需要に負うところが大きいわけです。米国が乱暴な保護主義を連発する姿を目の当たりにすれば、世界が身構えるのも当然です。

ドルはトランプ政策で上げざるを得ないと思いますが、株は心配ですね。折角、リーマンショックを脱したのに、ぶち壊しにならなければいいのですが。

しかし、それはそれとして、当分はドル円ロングで行くしかないと思います。

日銀やFOMCの金融政策ばかりを注目していた頃が懐かしいですね。

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2017年1月27日 (金)

米国の方向

トランプ氏が進める中間層への大規模減税、大規模なインフラ整備、製造業の国内回帰、大規模な規制緩和、資金の国内回帰、2国間協定による貿易の均衡化、移民制限などは、成功すれば貿易赤字の減少、場合によっては黒字化となり、中間層の活気を取り戻すこととなるでしょう。ドルは実需的には大幅に上昇します。

ドル高は輸出に不利なため、貿易の均衡化には不利となり、それを2国間交渉で改善しようとする(為替操作国認定などの脅しで)するでしょうが、実需の流れには抗しがたく、一時的な影響しかないわけで、ドル高は自然の方向性になるしかありません。

これらの政策が本当に実施できるかどうかが問題なわけですが、案外スムーズにいきそうです。米国はリーマンショックから立ち直り利上げと完全雇用の状態にあります。政権は上下両院とも共和党が多数を占め、トランプ氏が貿易均衡化と移民制限を目指している限り、法案を通して協力する姿勢に変わってきました。つまり、トランプ氏には金も権力もあるわけです。トランプ反対勢力は勢いを失っています。取り敢えずやらせてみようというようなことでしょうか。上院議長とトランプ氏は、今後200日以内の法案通過に合意しているそうです。

そうなると、秋ごろまでにはトランプ氏の政策が実行に移され始め、数年はその影響が猛威を振るうということなると予想されます。それでも、輸出が増えるとは思いませんが、明らかに輸入は減少し、国内の資源と労働力が尊重され、貿易収支は改善します。米国内はインフレが高進し、金利上昇となり、ドルは上昇します。

世界は今更高価で大雑把な米国製品を買う方向へは向かわないでしょうから、いくら2国間協定を進めても製造業の輸出は増えず、グローバル化による現地生産主義、つまり米国が目指すアメリカファーストと同じ論理が世界中に蔓延します。保護主義あるいは地域主義が幅を利かせるかもしれません。場合によっては、自由貿易の名の下、米国の代わりに中国がアジア太平洋諸国をTPPで主導するという芽も出て来るかもしれません。

そんなわけで、ここ数年はドル高の局面が実現しそうです。それが、世界にとっていいかどうかわかりませんが。(単なる時代の揺り戻しのような気もします)

ドル円を少し多めに買ってみました。

ただ問題は、高齢のトランプ氏がどこまでもつか、ということです。

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2017年1月26日 (木)

保護主義

米トランプ大統領は、就任後矢継ぎ早に大統領令に署名して政策を実行に移し、快走しているように見えますね。昨日はNYダウが2万ドルの大台に乗りました。政策実行で景気が良くなるということですが、なんだか薄氷を踏む感が否めません。

米自動車業界は、トランプ氏の意向を受けて、投資に動くようですが、本当に生産能力を増大させるのでしょうか? 

メキシコ国境には壁を作り、中国とは南シナ海問題で対立し、ドイツを批判しユーロ圏とも疎遠になってきています。TPP離脱で太平洋諸国との通商はどうなるのでしょう。今年に入って、自由貿易の盟主は中国で、米国は保護貿易を標榜するということになっています。時代って本当に簡単に変わるものです。

米国で生産された自動車はどこに売るのでしょう?米国内だけなんでしょうか?米国の輸出品のうち、自動車関係は10%に過ぎませんが、その他の工業原料や農産物なんかはどうなるんでしょう?売れなくてもいいんでしょうか?

国連での役割も縮小しようとしているようです。

なんだか認知症の初期症状のような気がしますが、気のせいでしょうか。

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2017年1月24日 (火)

トランプの保護主義

トランプ大統領の保護主義的政策がいろいろ報道されています。全く自由貿易に逆行していますね。グローバル化以前の世界に逆戻りするような政策です。

日本も中国の製造業に圧迫されて、国内の製造業が円高と高い人件費に疲弊して、工場の海外移転を余儀なくされたのはそれほど昔のことではありません。製造業の海外展開と大震災・原発事故の余波の円安で何とか産業の再生とデフレからの脱却を果たしかけていますが、まだまだこれからです。日本は自由貿易から逆戻りはできませんし、するべきでもない。

米国も本来そうあるべきです。産業のグローバル化と生産の比較優位は、自由貿易を堅持することによって、発展途上国の国民にもゆっくりと恩恵をもたらし、世界を進歩させるでしょう。その過程では、先進国にも発展途上国にも現状を改善する痛みを伴う弛まぬ改善が求められますが、恐れたり目を閉じたりすべきではないでしょう。世界が最終的にどこへ向かうのか知りませんが、現代はこの方向に進歩してゆくべきだろうと思います。

時代に逆行しているように思えるトランプ氏が、このまま偉大な大統領として職責を全うできるとは思えません。

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